Medical Institute for Translational Health Science

ABOUT EXOSOME

エクソソームについて

エクソソームイメージ図
細胞のイメージ

エクソソームとは

様々な細胞が分泌する脂質二重膜に包まれた直径50~150nm程度の細胞外小胞顆粒で、miRNAやmRNAなどの核酸、タンパク質、脂質などが内包されています。血液をはじめ、尿、母乳、唾液、汗などの様々な体液中に存在し、体内を循環しています。エクソソームを介して、これらの内包物が細胞間で請け渡されることで、様々な生命現象に関わると同時に、癌をはじめとした多くの疾患の発症や進展の機序で重要な役割を担っています。

エクソソームは、エンドサイトーシスにより細胞内に出来たエンドソームがさらに陥入する事で作られた膜小胞が、細胞外に放たれた物です。エクソソームの表面には細胞膜成分が、内部には細胞内の物質が含まれるため、分泌された元の細部の特徴を反映していると考えられています。

エクソソームが様々に応用される理由は、我々の体内で生体情報のメッセンジャーとして機能しているからですが、正常細胞から放たれるものの他に、ストレスやホルモン、体外からの暴露(食品添加物を含む化学物質など)などで平常時とは違った性質のエクソソームを分泌するようになる事から、様々な研究が進められています。

エクソソームの分泌経路図解

エクソソームの分泌経路

01
エンドサイトーシスにより形成したエンドソームは、まず初期エンドソームを形成します。
02
続いて後期エンドソームへと移行します。
03
この後期エンドソームが、更に出芽するように内側にくびれて形成する腔内膜小胞(ILV:Intraluminal membrane vesicle)を多数含む多胞性エンドソーム(多胞体:MVB:Multivesicular body)を形成します。
04
このMVBが細胞膜と融合すると、ILVは細胞外へ放出されます。これがエクソソームと考えられています。

〈参照:「がんの進展におけるエクソソームの役割臨床応用への可能性」占部文彦氏・小坂展慶氏・落谷孝広氏、「細胞外ベシクルの構造特性と機能制御」下田麻子氏・澤田晋一氏・秋吉一成氏、脳科学辞典より〉

動植物の幹細胞エクソソームは、スキンケアをはじめアンチエイジングや様々な事業展開へと反映させることが可能です。

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